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ベトナム
ロブスタ G1 ポリッシュド
ポリッシュド
「ベトナム ロブスタ G1 ポリッシュド」は、ベトナム産のロブスタ種(カネフォラ種)のコーヒー豆で、「G1」は最高等級、「ポリッシュド(Polished)」は特殊な精製プロセスを意味します。ベトナムは世界第2位のコーヒー生産国であり、特にロブスタ種の生産では世界1位を誇ります。全体の生産量の約95%がロブスタ種で、アラビカ種はわずか5%程度です。この豆は、ベトナムコーヒーの特徴である力強い味わいと、ポリッシュド処理によるクリーンな仕上がりを兼ね備えています。
等級について
ベトナムでは、ロブスタ種の品質をスクリーンサイズ(豆の大きさ)と欠点豆の数でグレード分けします。「G1」は、ロブスタ種の中でも均一性が高く、見た目も美しく、風味の安定性が優れていることを示します。
G1(Grade 1): スクリーンサイズ16以上(直径16/64インチ以上)の大粒の豆で、欠点豆が最も少ない最高品質。具体的には、350gのサンプルで欠点豆の数が5%未満(約17g以下)と厳格に管理されています。
G2: 次級で、やや欠点豆が多い。
G3以下: さらに品質が下がり、商業用途で広く使われます。
特徴
産地は主にベトナム中南部の高原地帯(ダクラク省、ラムドン省、ザライ省など)で栽培。標高500~1,000mの低~中高度で育ちます。精選方法の多くはナチュラル(非水洗式)が主流ですが、ポリッシュド処理が加わることで品質が向上します。「ポリッシュド」は、ウェットポリッシング(Wet Polishing)と呼ばれる精製工程を指し、このプロセスでは、豆を水中で高圧噴霧しながら擦り合わせ、表面のシルバースキン(銀皮)や不純物を徹底的に取り除きます。その結果、豆の外観が滑らかで光沢があり、見た目が美しくなり、雑味や渋みが減り、ロブスタ特有の粗さが軽減され、クリーンで洗練された味わいが得られる為、通常のロブスタ豆に比べ、ポリッシュド処理されたものは高品質とされます。