パリ五輪がついに始まりましたね。

私たちもその直前、同じフランスでも2番目に人が集まるイベントといわれます、昨年には25万人ほど集まったビッグイベント、JAPAN EXPO PARISに出展してまいりました。

Drip right now!!
各種アイテム販売

弊社ダイイチデンシ製
魅せる焙煎機 NOVOの実演

NOVOで焼きたてのコーヒー豆を、その場でハンドドリップ。

ウォータードリップマシンでアイスコーヒーも高速ドリップ。

使う豆はコロンビアのチロソという新品種、それをラス フローレス農園という世界的にも最先端のテクノロジーを持つ農園にて、ダブルファーメンテーションという、まさにワインのようにコーヒー豆を二度発酵させる世界的にもとても珍しい、かつ香りの原液のような逸品を持ち込み。

フランス人は、ワインやチーズ、トリュフなどを好まれるように、ものすごく香りに敏感です。

日本のハンドドリップや水出しを中心とした、香り高いスペシャルティコーヒーの文化が、そんなフランスで、普段はエスプレッソメインの国で、どれほど受け入れらるのか、とても興味がありました。

同時期にコペンハーゲンにて行われていた、World of Coffeeなど、スペシャルティコーヒーの国際的なイベントであれば、それは世界中、おそらく問題ないでしょう。

しかし今回の舞台は、ジャパンエキスポ。おそらく日本のアニメ文化を触れにこられた一般のややオタクのフランス人。そんな方々がどんな反応を示されるのか、私たちがこれから欧州、あるいは世界に出て行くのに大変面白い実験場だと感じておりました。

ブース場所は、ジャパンエキスポ会場内のフードコート前。誰しも通りそうな一等地。一日遊ばれるうち、腹ごしらえをされに行かれる方の目、耳、鼻、口…五感に訴えてまいりました。

「なんだこのワインみたいな香りは?」

「わお、まるで、ブルガリの香水みたいな香りじゃない?」

そんな声をいただきました。

「はい、日本から来た特別なマシンで焙煎したてを、このようにすぐにドリップしてお出ししているんです。(訳 中小路通)」

アルバイトをお願いしたフランスの女子大生さんたちが大活躍でプレゼーテーション。あっという間にドリップしたコーヒーがなくなります。大慌てで焙煎して、ドリップ、ドリップ、ドリップ。40分で五リットルの水出しコーヒーを作るカリタのウォータードリップマシンもフル稼働。

コーヒーを気に入っていただいた方がもう一度来られます。もう一杯、そして、コーヒー豆を買って帰られるかたも。

有名なyoutuberさんから、前のブースにおられたお兄さんまで、4日連続来られた中毒者も。

そしてハンドドリップにも興味深々。初心者の方でも全て揃っているドリップキットがとても良いと、大切そうに購入していかれました。

ちょっとうまく行きすぎではないか…この違和感…もしかしたら私は人生において苦労をしすぎたのかもしれません。幸せが過ぎてもはや不安になってきました。

今回はDrip right now!!はアパレル以外はイベント初披露、そのコーヒーにまつわるもののデビュー初戦は Parisから、日本文化好きなみなさんにいきなり愛されてしまいました。

現地で、面白い話を聞きました。フランスは70年代ぐらいにあまり経済が発展せず、テレビ番組を作るお金がふんだんにはなかったとかで、日本のアニメを安いから輸入をしたそうです。

それが今の親日的なフランスのはじまり。キャプテン翼、北斗の拳、AKIRA、デスノート、ドラえもんなどが日本という国を、今の現役バリバリの方の子供の頃から伝えてくれたため、フランスでは日本人はとてもリスペクトされるとのことでした。

私がParisにNOVOのショールームを開いたのも、日本文化を受けいれてくれる懐の深さを感じたからでもありますが、それが予想以上なのは、日本のアニメ文化などの影響が多大であったことによるものでした。

例えばフランスでは黒い食べ物が嫌われているそうです。それが海苔でまいた日本のおにぎりが今とても流行ってるのは、現地の方いわく、普通では考えずらく、間違いなく日本のアニメの影響だとのことです。

そのせいか、そしてジャパンエキスポと言うこともあるでしょう、みなさま日本にかなり好意的な方々ばかりで、コーヒー豆も売れていき、Instagramなどに記念写真もたくさんあげていただきました。それは、あっという間の4日間。持っていったアイテムは全てなくなり、充実のイベントとなりました。

また、2日目にはフランスのファッションモデル、FLEUR.Fさんに来ていただき、NOVOとコラボ撮影会をしていただきました。

とても綺麗なのに、とても気さくで、一瞬で大好きになりました。なんだなんだと周囲もひとだかり。

絵になります。

絵になります。

絵になる。

絵になる。

後ろの祭りの提灯が、まるでブレードランナーのような異世界感。フランスと日本が融合した、とても楽しい4日間でした。

なお会場ではフードコートを運営されていたKINTARO GROUPさん、ゴーゴーカレーさんにも大変お世話になりました。

昼は賄いのゴーゴーカレーを食べて、日本の食文化がこのParisで花咲いていることをとても誇りに感じました。

私たちもそんな一翼となれるよう、精進してまいります。
合言葉は、Drip right now!!