都道府県をまたぐ移動の自粛要請が解除され、
久しぶりに訪れたのは、神奈川県川崎市溝の口。

こちらには、昨年11月にオープンされた、
「Nokuchi-Lab. (ノクチラボ)」という名の、
少し珍しい形態の空間がある。



その形態は、共創型シェアマーケットと呼ばれるもので、
色んなお店の店主らが集い、みんなで一つの空間を創るというもの。


ノクチラボは、大きく分けて
TERRACE、FOOD、DRINK、の
3つの空間で構成されている。


TERRACEでは、地元農家さんによる野菜直売や、
キッチンカーが隣駐され食べ物を販売されたり、
マルシェを開催されたり、


FOODでは、パン、ケーキ、焼き菓子をはじめ、
ハンドメイド雑貨などの個店者が出展されたり、


DRINKでは、日替わりで個性的なマスターが登板され、
自家焙煎の珈琲やアルコールなどがいただけるという、
他に類を見ない独自のスタイルを築かれている。

弊社製の焙煎機NOVO MARKⅡは、
ノクチラボの運営会社である、ten株式会社が管理をする
SeN SHARING BAR & ROASTERYという名の
DRINKの空間に導入をいただいている。

ちなみに、SeN SHARING BAR & ROASTERY という名は
運営会社のten(点)と、それに繋がるsen(線)というところからつけられたらしい。



久々にこちらの管理人兼、マスターの石川さんに再会すると、
「丁度良かった、連絡しようと思ってたんです。
 ガラスの汚れが最近取れにくくなっちゃってて、
 何か良い落し方ないですか?」と。

確かに強烈に汚れている。。。


Amazonでウォッシュレボリューション21って洗剤売ってますんで、
それに一晩漬けておかれると、多分綺麗になりますよ、とアドバイス。

通常なら1日の終わりに1回、
食器を洗う程度の作業で綺麗になるガラスの油汚れも、
掃除を怠り汚れが焼き付き蓄積すると
結構ガンコなものになる。

なぜここまで…と聞くと、
メンバー間で上手く洗い方を統一出来てなかったかもと。
まあこれは、スタッフさんの多いお店で稀にある、
あるあるである。

「良かった~、これからは今まで以上に
 NOVOで焙煎したてのコーヒーをPUSHしていくつもりでしたので
 ガラスの中が見づらいと嫌だなって思ってました」

そうですね、焙煎中の豆の変化がよく見える構造ですので、
ここは綺麗にしておきたい部分ですよね~、など、あれこれ話をしていると、
自然と話題は数か月前にあったTV取材の話に。



実はこちらのノクチラボ、
全国で放送されている朝の情報番組が2社も取材に来ていた。

うち1度は、弊社ダイイチデンシ東京支社にも、
焙煎機と、卸をしているコーヒー豆の件で少し話を伺いたいと、
その番組のプロデューサーから電話がかかってきていた。

聞くと、某アイドルが試飲され、とても美味しいと言われたとかで、
勿論、取材には協力し、色々とお答えしていたのだが、
ただ丁度その頃は、コロナが国内で広がりはじめた頃で…



あれ、惜しかったですね、と私。

「そうですね、2社様ともすごく熱心に取材をしていただたいたのに、
 放送されずにお蔵入りになるって、やっぱりちょっとキツイですね。
 まぁ、外出自粛を呼びかけるタイミングで、オススメのカフェ情報ってのは、
 やっぱり無理があるんでしょうけど」と。

そのテレビ放送が見送りとなり、弊社でも何か協力ができればと、
テレビに比べれば影響力はコーヒーの豆粒にも及ばないが、
少しでも早くノボのある風景に掲載をと、
県またぐ移動の自粛要請が解除となったのを機に、お邪魔した。


ノクチラボのある溝の口のすぐ近くには、
人気エリアと呼ばれる場所が2箇所ある。

多摩川を渡れば二子玉川、多摩川沿いに南に進めば武蔵小杉、
どちらもオシャレなお店が並ぶ街で、とても栄えている。

だが、溝の口は、どちらかというと、わりとシンプルな街並みで、
二子玉川や武蔵小杉にあるような雰囲気のお店は少なく、
きっと溝の口に住む方々は、近くのどちらかに足を運ばれていた。

そういった状況を背景に、溝の口にも必要なお店を作りたいと、
2017年には同社の代表が、「地域社会とローカルコミュニテイー」をコンセプトに
ネイバーフッドカフェTeto-Teo(テトテヲ)をいうカフェをオープンされていた。

Teto-Teoは、カフェとして、ランチやディナー、テイクアウトの他に、
ワークショップを開催したり、ちょっとした雑貨が買えたりと、
単なるカフェに留まらない、地域の方にとってとても便利な空間となっており、
その活動は、川崎市において地域に根付いた活動と評価され、
地域を盛り上げている店舗に贈られる「空き店舗活用アワード事業」で、
見事大賞を受賞されていた。

そして今回、NOVOを導入いただく事となったこちらのノクチラボは、
Teto-Teoのすぐ近くで、新たなコンセプトの「みんなで創るシェアマーケット」として、
地域のお店と密着した「共創型」という形態で誕生した。

そして、ノクチラボの管理人で、SeNのマスター石川さんは、
元々Teto-Teoで、コーヒー担当をされておられた方で
ビジネス、プライベートを問わないコーヒーフリーク。

コロナの前までは、月に1、2度は地元の香川の人々に
「コーヒーを煎れるためだけ」に帰省されたりもしていた。

そんな石川さんはTeto-Teoでの約2年半の間に、
独自に溝の口の方々のコーヒーの趣向データを集めておられたそうで、
その統計から溝の口エリアで好まれる風味を導き出し、纏め上げられたのが
現在こちらで出されているNokuchiブレンド。

「色んな場所に行ってコーヒーを淹れていると
 やっぱり土地柄によって趣向の差は感じられますね。
 酸味に好反応なエリアがあったり、苦味に票が入るエリアがあったり、
 SeNではここ溝の口の人達に合った風味をご用意しています」

石川さんはそう言うと、ノクチブレンドを1杯淹れてくれた。

いただいたノクチブレンドは、ざっくり言えば、酸味を控え、苦味寄り、
でもただ苦いだけにならないよう、バランスを整えられている。

溝の口の人達に合った風味、気になる方がおられたら、是非。
ちなみに今なら SeNのインスタをフォローすることで、
ドリンク100円offや、半額などのサービスも受けられます。

そんなノクチラボでは、現在「MGKP=みんなでがんばろう川崎プロジェクト」と題し、
コロナ禍による様々な影響を受けたアーティスト等を支援する活動をされている。

ハッキリいって、カフェ自体が支援を受けたくなるような状況の中で、
地域を応援する活動をはじめる行動力には、ただただ感服するばかり。

常に地域のことを想い、地域の為に活動するそのスタンスは、
きっとこれから多くの人々を巻き込んでいくに違いない。


今後、ここ溝の口エリアがどんどん発展していく姿を
NOVO MARKⅡはこの場所からずっと見届け続けるのだろう。


Nokuchi lab. SeN SHARING BAR & ROASTERY
写真・文責:東京ラボセンター 高島(ダイイチデンシ株式会社)
2020年6月掲載