「この機械はとてもいいものだと思うんですけどねぇ、
扱ってる人が全然動かないの。笑」
お客さまがそう呟きながら
焙煎機の焙煎ボタンを
静かに押す
焙煎珈琲豆の森 MORINO COFFEE
「いつか
豆も勝手に選んでもらえるようにならんかなぁとか
思ってる。
ボチボチで ええねん、
損せーへんかったらええねん」
がっついた感じが全く無い 店主の森口さん。
一言で言えば「自然体」な方。
お邪魔させていただいた際、
店内写真と焙煎機の写真、あと
何かコメント的なのを頂けるとありがたいのですが…
と伝えると、
「べつに何書いてくれてもええよ。笑」 と。
ええぇ〜! 何か言ってくださいよぉ!とか言ってると、
店主
「あ、豆のままやったっけ?今うっかり挽いてしもたわ!」
お客さま
「もう!豆のままでって、言ったじゃない!笑」
店内は けっこうユルイ雰囲気。
フォローを入れるとしたら、
ちょっとだけ「超 自然体」な方。
お邪魔している最中、駐車場に一台の車が着く。
予め注文しておいた豆を車でサッと取りに来る
家族連れのお客さま。
すごい!
まるでドライブスルーのようだ!!
とか思いながら眺めていたが、
店長が豆だけを持ち、お釣りを持って駐車場に出なかったため、
結局 笑いながら車を降り、
お釣りを取りに店に入るお客さまの姿。
のどかだ。
手先はとても器用でらっしゃる。
店内の床、カウンター、珈琲豆の棚など
全て一人で作られたそう。
知らされていなければプロが作ったと思ってしまう程の
クオリティ。
私
「前職は大工さんとか?何されてたんですか?」
店主
「違う、前職は… ちょっと言えない。笑」
何者なんだろう。
手作りストラップも絶賛販売中。
NOVO MARKIIを知った切掛は
NHKで放送されたサードウェーブの特集でした、と。
弊社の焙煎機を導入頂いているお店として、
富田林市の「珈琲豆の蔵 平蔵」さんが出演されてるのを見て
「これがあればやりたい店ができる!」と思われて
購入を決められた。
弊社にとっては 記念すべき 滋賀県 第1号のお客さま。
「ここはいつか森みたいにしたいと思ってる」
「店の名前もほら「焙煎珈琲豆の森」にしてるから」
「良いお庭ですねって、
お客さまから言って頂けることもあるねん、
そう言われるの、けっこう嬉しい」と。
珈琲豆の値段は、斜め向かいのスーパーの方が安い、
でも、
ここの豆の方が良い、
お客さまからはそう言って頂けるようにもなってきた。
それはきっと
素材と鮮度にこだわっているから。
焙煎した豆を入れる袋には
焙煎をした時間まで記載。
(焙煎機の欄、NOVO が NOBOに。。汗)
とっても開放的でオシャレな空間に
自然体で飾らない店主。
滋賀県の長閑な景色に溶け込みつつも
戦国武将 蒲生氏郷の街で
最新の焙煎機を用いて
鮮度がバリバリ良い状態で
珈琲豆を提供する
緩いけど 本気、
緩急が効きまくりの素敵なお店でした。
写真・文責:東京ラボセンター 高島(ダイイチデンシ株式会社)
2016年9月掲載