マスターに、一度は言いたい。それがグアテマラ。
 
コーヒーの専門店で、オススメのコーヒーを聞くと、大体の店員さんは「普段、どんなコーヒーがお好きですか?」と聞いて来られる。質問に質問で返す、元日本代表のオシム監督のように。困る。店員さんに舐められないためには、どう切り抜けようか。

ブラジル、コロンビアと言えば普通すぎ、イエメン、マダガスカルなどいうには、マニアックがすぎる。
そんな時、良い距離感。通な感じで、言いたくなるのが「グアテマラ」だろう。(弊社調べ)
 
そう、コーヒー専門店では定番アイテム。現にグアテマラから輸出される豆の2割は、日本向けであり、ブラジル・コロンビアと並び、デイリーなブレンドにもよく使われる。オーガニックのコーヒーも豊富。
 
豊かな火山灰土壌に、標高が1000-1500メートルの土地が多く、首都のグアテマラシティですら、標高1,500メートルの高原にあり、自然、コーヒーの栽培に適した土地が多い。
 
古代マヤ語で「常春」の意味もあるグアテマラは、一年を通じて温暖。人口の半分がマヤ系の先住民で、1770年ごろに修道士がコーヒーを持ち込んだ。そして、隣国のコスタリカがコーヒーで潤っているのを見て、1871年に初めて輸出をし、生産量・輸出量も大きく増やして行った。
 
「アンティグア」「ウエウエテナンゴ」など、8つの代表的な産地を持ち、温暖な気候と、優しく豊かな味わい。コーヒー好き、コーヒーフリーク、コーヒー通たちの、安全地帯。安定の産地だろう。



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