エチオピア
ゲイシャ ゲシャビレッジ農園 チャカ ナチュラル
ナチュラル
エチオピアの人々の生活、文化、風習に魅了され、その根底にあるコーヒーの生産を決心した、米国生まれのアダム氏と、エチオピア生まれのレイチェル夫人の持つ農園、ゲシャ・ビレッジ・コーヒー農園は、エチオピアの西の果てに鬱蒼と茂ったベンチ・マジ(Benchi-Maji)地区のジャングルにあります。都市部から遥か遠くのこの地で、長年の夢であったコーヒー農園を2011年から開拓し、農園からほど近いゲシャ種発祥の地であるゴリ・ゲシャの森(Gori Gesha Forest)から世界最高峰品質のゲシャ種を厳選し、息を呑む様な美しい大自然の中、約471haの敷地でコーヒーを栽培しています。
当初首都アディス近郊で農地を探しはじめますが、求める環境・気候条件に合わず、いつしか遥か遠方まで探索の範囲を広めていき、辿り着いた場所が、Gesha種発祥の地であるGesha村だったのです。農園から約20㎞に位置するGesha種の原生林ゴリゲシャの森(Gori Gesha Forest)は、森というよりジャングルそのもので、猛獣対策の警備員付きでの正に探検そのものでした。遥か高く聳えるジャングルを歩き続け、遭難の危機にも瀕し、辿りついたのはジャスミンの香りが広がるGesha種の現生地。様々なGesha種が実を付けていました。ゴリゲシャの森から持ち帰った様々な品種から選別した6種を試験的に栽培し、試行錯誤の後、次の3品種に絞りました。ゴリ・ゲシャの森の遺伝子多様性を反映する品種で2011年に収穫されたGori Gesha 2011(GG)。木の形態や生豆のサイズや外観及びカップ品質がパナマ・ゲイシャに最も酷似した品種Gesha 1931(G31)。エチオピアのリサーチセンターで採択された耐病性品種で1974年にイルバボアの森にて採取されたIllubabor Forest1974 (IF)。
Gesha Villageでは8つブロックに分割し、3つの品種の生産を追跡し、処理と発酵へのさまざまなアプローチを実験しました。各ブロックから摘み取ったコーヒーチェリーには、産地を示すタグが付けられており、自社開発の追跡システムにより、工場から輸出までの道のりをたどっています。
6年目の2017年には1,200袋を超える生産量(生産2年目)となり、世界各地のバリスタ大会などでもその品質を認められています。Gesha Villageの目標は、エチオピアで最も環境に配慮した最高のコーヒー農園であり、栽培と加工のすべての段階で品質に妥協することなく、従業員とお客様に究極の献身を捧げ、世界をエチオピアに結びつけ、完璧な一杯のコーヒーの中で、その美しさのすべてを明らかにすることを目指しています。
規格
G1
生産国
エチオピア
地域
ベンチ・マジ地区
標高
1,909~2,069m
品種
Gori Gesha2011 、Gesha1931 他
精製方法
ナチュラル
推奨焙煎度
ハイ
備考
農園名はGESHA VILLAGE COFFEE ESTATE
コーヒーチェリー全体をそのままの状態で、アフリカの隆起したベッドの上に薄層で天日干しします。
空気の流れを増やすために、夕方には放物線状のプラスチックカバーが使用されます。
自然の過程で合計18日から30日乾燥します。