浅草橋で無添加ドッグフードのセレクトショップ、
Bow Bow!を運営されている株式会社ジィー・クエストさん。

元はインターネットでの販売をメインにされていたが、
浅草橋にアンテナショップを出店され、
愛犬家向けに、無添加ドッグフード等の販売されている。

聞くところによると、ペットフードに対する規制は、人の食べ物に比べ緩く、食べ続けると犬の身体にはあまり良くない添加物等が多く含まれているペットフードも少なくないらしい。

こちらのBow Bow! さんは、
そんな危険の無い無添加のドッグフードに拘って販売をされ、
近隣をはじめ、全国の愛犬家に喜ばれているお店。
(店内では試食も可能です)

普段、焙煎機を納品する先には置いてないものばかり。
なかなか新鮮な景色。

それは、
ドッグフードを買いに来られた方にとっても同じだったようで、
NOVO MARKⅡを設置された当初は、
ドッグフードを作るマシンに間違われたそう。。

今では焙煎機の隣にコーヒー豆を並べられ、
これは「コーヒー豆を焙煎する機械」と
認知されるようになったらしい。

しかしまたなぜ、無添加ドッグフード屋さんが
自家焙煎をされた出したのか、その理由を伺ってみた。

「こちらの浅草橋のエリアでは、ワンチャンを連れてくるお客様の中にはお年寄りの方も少なくないんです。お散歩途中にしろ、お買物にしろ、ここに立ち寄って頂いた際に寛いで頂けるカフェスペースとかがあったらな…と思い始めたのが、そもそもの切っ掛けです。それで、カフェをするにあたって珈琲の事など色々と知っていくうちに、コーヒーにも鮮度があることを知りました」

とは、こちらの店長、紅谷さん。

「焙煎をしてから時間が経過した珈琲豆は、酸化が進んで、風味はおろか、胸やけの原因等にもなりやすく、良いことありません。これだけ犬の食にこだわっているので、人にお出しするコーヒーも雑にすることは出来ないなと、自然と自家焙煎した珈琲を提供をする方向で考えました」

焙煎機探しでは、いくつもの焙煎機と比較検討されたそう。
その中で、特に気をつけておられたことは
以下の3つだったらしい。

・操作性
・外見
・少煙

「カフェスペース開始後も、従来通り無添加ドッグフード店の業務もあります。操作の難しい焙煎機ではすぐに手が足りなくなってしまうので、とにかく簡単な操作でしっかりと焙煎が出来るものを探しました。

2つ目の外見に関しては、通りから見える位置に焙煎機を置いて、自家焙煎店であるアピールをしたいと思っていましたので、見た目の良さも選ぶ理由に入れていました。

3つ目の少煙については、似たような立地条件で、直火式焙煎機で自家焙煎をされているお店に話を聞きに行った際に、焙煎時の煙や臭いで近隣からクレームが発生し、それ以降、焙煎を許可されたのは、週に一度、しかも早朝だけになってしまったという、中々厳しい境遇のお話を聞かされまして、少煙の焙煎機であることも条件に足しました」

そういった条件から選ばれたのが、
弊社製の魅せる焙煎機 NOVO MARKⅡだった。

弊社にはじめてお問い合わせを頂いた時には、今の場所のすぐ近くに店舗を持たれていたが、カフェスペースの広さも用意するべく、近所で移転先を探されており、その移転先の下見段階から弊社は関わらせて頂き、設置場所のご提案などもさせて頂いた。

そうして出来た自家焙煎店の名は
Peppino Coffee Roasterと名付けられた。
(ペッピーノ コーヒー ロースター)


Peppinoはイタリア語で「天から授かる」という意味らしい。

まだオープンされたばっかりだが、
この場所では既にドッグフード店をされていたので、
愛犬家の方々にも上手く自家焙煎店をPRされているよう。

早くも「何時に取りに行くから焼いておいて」というような
オーダーも、着々と入ってきている。

また、こちらのスタッフさんは、週末になると
店頭での呼び込み活動も精力的にされている。

ペッピーノさんは角地にあり、前には信号がある。

信号が赤に変わると、
当然のように信号待ちの車やバイクが、
その前に止まる。

その停車した車やバイク、自転車にまで
「コーヒーはお好きですか?」と、
結構アグレッシブにアプローチされているそう。

これは出来そうで、なかなかできるものではない。

通常、飲食店などでの呼び込みは、
前を歩く人に対して行うもの。

車に乗っていて呼び込みをされた経験のある人は、
かなり少ないのではないだろうか。

また呼び込まれたからと言って、「あ、じゃあ」と、
すんなりお店に入っていく人の姿を想像はできなかったが…
こちらのスタッフさんはこの方法で結構な数のお客様を、
上手く呼び込んでおられるらしい。

ワンダフル。

流行る店、流行らない店、の話では、
店構えや立地が理由に挙げられる事が最も多い。

ただ結局のところ、「どんな人が何をするか」が、
やっぱり重要な要素なんだと、改めて感じさせられた。

豆の販売は開始されたが、実はまだまだ準備段階。

ホームページを立ち上げられ、ネットでの販売や、
本格的にカフェをはじめられる頃には
きっと多くのファンを掴まれているような、、、
そんな予感がするお店でした。

Peppino Coffee Roaster

文責・写真:東京ラボセンター 高島(ダイイチデンシ株式会社)
2018年9月掲載