渋谷を知らない日本人はいない。
流行、ファッション、音楽、文化…
日本の最先端が集まる街 SHIBUYA。
渋谷駅前にある総合アミューズメント施設
「EST 渋谷東口会館」の地下一階に
他では見たことがないカフェが
2016年2月 オープン。
EST 渋谷東口会館 B1
SHIBUYA BOWLING CAFE
入って一番に目を引くもの、
ボウリングのレーンとカフェテーブル。
レーンからカフェが見え、
また逆にカフェからもレーンが見える。
そう、ここは
ボウリングカフェ。
コンクリート打ちっ放しの開放感と
関節照明でシックな高級感が漂う。
華やかな街で
大人がゆったりと寛ぐ事が出来るオシャレなカフェ空間。
その中枢、厨房の一角には
弊社の自動珈琲焙煎機 NOVO MARKⅡ。
この焙煎機との出会いは2015年、
東京ビッグサイトで開催された「カフェ喫茶ショー」でした、と
EST渋谷東口会館の専務が、NOVO MARKⅡを知った時の事を
振り返ってくれた。
「地下一階をボウリングカフェに大改装するための
ヒントやアイデアを探しに「カフェ喫茶ショー」へ
出かけました。
会場では元から関心を持っていた
エスプレッソマシンを見に行ったのですが、
その隣りにこの焙煎機を置いているブースがあって、
そこでたまたま出会いました
その時、NOVO MARKⅡで焙煎した珈琲を飲んだ瞬間、
この焙煎機なら間違いない、すぐにそう思いました」
偶然の出会いから半年後
その焙煎機はカフェの心臓部に鎮座する事となる。
カフェとしてお客様にお出しするものですから、
一切妥協は出来ません。
一品のフードにしても、一杯の珈琲にしても。
お店で飲めるコーヒーは現在二種類。
徐々にバリエーションを増やす方向ではあるそうですが、
現在は、バランスの良さでフードメニューともよく合う
インドネシア トゥルーブルー(マンデリン)と、
尖った味で虜にさせる、
エチオピア イルガチェフェG1アリチャ(モカ)、
この2つのシングルオリジンを自家焙煎で提供されています。
「NOVO MARKⅡに出会い、珈琲はコレだと決まりました」
一方、フードメニューでの決め手となったのは
「やごろう豚」との出会いでした、と続けて専務。
「同じくカフェ喫茶ショーで出会い、その美味しさに感動し、
私はすぐさま産地(鹿児島)に飛び、
やごろう豚だけではなく鹿児島中の豚という豚を
片っ端からチェックしました。
「結果、鹿児島行きの切っ掛けとなったやごろう豚が
一番求めていた味でしたので、これに決めました」と。
「高い感度と素早い行動力、慎重さと決断力で
専務が最高の素材を見つけ出してくれました。
私はそれらの素材を最高の調理でお客様にお出しします」
そう語ってくれるのはシブヤボウリングカフェの支配人。
実はこちらの支配人、カフェの支配人を務める以前は
ビリヤードフロアの責任者を務めていたという、
異色の経歴を持つ。
「ビリヤードといえば華やかなテクニックが注目されますが
その技術はとてつもない集中力から繰り出されます。
ビリヤードはキュー(玉を打つ棒)の材質、
タップ(キューの先)の角度、
グリップの皮の締め具合、
ほんの少しの変化で打った玉の軌道が変わるんです。
これは味の表現においても同じことだと実感しています」
包丁の入れ具合から焼き加減まで少しのブレも許されない、
研ぎ澄まされた集中力から生み出される渾身のフードメニューは
異色の経験があるからこそ。
次に店内に目を向けてみる。
フロアの上段にあるカフェテーブルには
アプローチドットが刻まれている。
改装前までは実際にボウリングのレーンに使用されていたもの。
メイプルウッドが優しい温もりを感じさせるのと同時に
とことん細部にまでこだわったそのスタイルがとても心地よく
時間を忘れて過ごしてしまいそうに。
照明器具にはピンのオブジェ。
カフェボウリングのスペースでは不定期に生ライブも。
普通のボウリング場にはない
アミューズメントと、こだわりの食、こだわりの珈琲、
そして、こだわりの空間が ここに。
「渋谷を歩く日本人で、このお店を知らない人はいない」
いつかそんなときが来るかも。
EST渋谷東口会館 シブヤボウリングカフェ
営業時間 11:00〜24:00(金・土は25時まで)
パーティコースの予約などは前日までにどうぞ。
文責:東京ラボセンター 高島(ダイイチデンシ株式会社)
写真:EST渋谷東口会館提供
2016年8月掲載