追記:2020年2月
自家焙煎オーガニック珈琲Mから
 N。 という店名に変更されています。


自家焙煎オーガニック珈琲M

「わぁっはっはっはっは!!

 喫茶店が流行ってる時代ならともかく、
 他の人と同じことしたって今の時代、
 生き残れないでしょ?
 しっかりと 自分の色 が無いと。

 仕入れてやるより、自家焙煎でしょ。

 わぁっはっはっはっは!!」

NOVO MARKⅡを導入した経緯を
明るく笑い飛ばしながら話し、
スラスラとキウイを剥く、店主の真美さま。
キウイを剥く店主M

「今のこのお店をはじめる時に、
 出来る限りのことは全部自分でやろうって決めたんです。

 パンも食事も、スイーツも。
 あ、紅茶も珈琲も、ジャムもドレッシングもソースも、
 もう全部」

クリームを泡立てる店主M
スピード感にあふれている作業とトークの同時進行。

カウンターの上では、
パンやジュースに使われる酵母や酵素のフルーツ達が、

それを静かに見守る。
酵素&酵母

こちらは兵庫県宝塚市、
阪急小林駅から徒歩 10分ちょいくらいのところにある
自家焙煎オーガニック珈琲 M。
自家焙煎オーガニック珈琲M。の外観

小高い丘の上あたりにあり
ツタがモコモコに覆った、
宮崎アニメとかに出てきそうな雰囲気のお店。

自家焙煎オーガニック珈琲の店内

お邪魔させていただいたこの日は
丁度4年目突入となった記念すべき日の翌日。

偶然にもほどがある。

知らずにふらふらと手ブラでお邪魔してしまった。

2F窓際の写真

お店は2F建で、ゆったりとした雰囲気。
優しい自然光とアンティークな照明で落ち着いた店内。

アンティークなライトが演出する雰囲気

1Fの突き当り、歩道側の窓から見える位置に、
焙煎機は置かれていた。

窓際の焙煎機

こちらのお店で出されている珈琲は、
東ティモール産のオーガニックのコーヒーのみとのこと。

どうして一種類だけなのか尋ねると、

「直感派でね、
 一個コレって見つけたら、他を見ない性格なんです 笑」

ここにノンカフェインコーヒーって書いてありますけど、
これは?

「わっはっはっはっは!!忘れてたー!笑
 それもある!
 妊婦さんとか用にね!色んなものを置くのもいいけど、
 在庫を抱えすぎないようにしてるの。
 だから、コーヒーはその二種類。笑 」

東ティモール レテフォホ

「あっ、お客様が ここのノンカフェインは美味しい!」って
 言ってくださる事があるんですよー♪

 でも私は他でノンカフェインを飲んだことがないので、
 その辺の事はイマイチよくわかってないんですけど。 笑」

楽しそうなまみさま
とにかく明るく楽しそうにドリップしておられる
店主の真美さま。

もうちょっと NOVO MARKⅡを導入された切っ掛けとか、
聞かせてもらってもいいですか?

「そうねー、モノはモノ、会社は会社、人は人で、
 全部別なんだろうけど、
 この焙煎機は、この会社の製品だから、ってのはある。

 ホームページとか、会社概要とか、
 あれ、普通じゃないでしょ!笑
 めっちゃオモシロイ人と、面白い会社、そして良い物!
 だからかな」

あぁ、なんととても嬉しいお言葉、ありがとうございます!

「エエコトバ、最後に言えて良かったです」

えっ、もうこれ最後ですか?!笑

弊社の焙煎機サイト(左)と、同じく弊社の会社概要(右)。
弊社の焙煎機サイト(左)と、同じく弊社の会社概要(右)。

「そうそう、この焙煎機ね、ネットで見つけた時、
 すぐにすっごい欲しくなって、
 これだったら私でも焙煎できるー!!って。

 でもその時は焙煎機を買う余裕が全然なくて、で、
 オープンには間に合わなくて、
 でも絶対に買いますから!って
 気持ちをお伝えして、

 お店がオープンしてからお金が用意出来るまでの間は、
 ダイイチデンシさんの工場で豆を焙煎してもらって、
 送ってもらってましたね 笑」
焙煎機と店主のまみさま

「で、昨日でなんとか丸三年を迎えた訳ですが、
 ダイイチデンシさんにはこれまで色々とお世話になったなぁ、
 と思ってます・・・」

何かちょっと、そろそろ締めにかかっておられてません?

「あ!バレたぁ?‼笑」

湯煎をしてるときの図

なんかお忙しそうなので、
少し手が空かれるまで少し待ってましょうか?

「いいの、いいの、大丈夫。
 私、一度に2つまでは全然出来るから 笑」

オーダーが入って出来上がった3つのウインナーコーヒー。
白い三連星

「パンが好きで、もともとはパン教室にも通ってたくらい、
 家でもずっと焼いてたの。
 その時のことが今に繋がってるなって
 パンを買いにきてくれるお客様をみてると感じるの。

 天然酵母のパンを焼きたてを出したり、
 化学調味料とか一切使わずに全部自家製でやっているから、
 なんとか今日までもったのかな 笑」

いちぢくロール

「コーヒーはね、もともと私、飲む習慣が無かったの。笑
 だからはじめのうちはお客様の意見とか沢山きいて、
 取り入れながら今のこの味になったの、
 やや深煎りの東ティモール」

東ティモール

3年目を迎えられて、
何かこれから新しい事とかはじめられる予定とかありますか?

「インターネットでね、
 パンとコーヒーをセットにして販売したいの。
 コーヒーはドリップバッグで。
 これは結構前から思ってるんだけど、
 中々はじめられなくて・・・
 あ、これ経営者としていっちばんあかんやつね 笑

 わぁっはっはっはっは!笑」

お見送りをする姿
お客様のお見送りを元気にされている真美さま。

そろそろ私も、と帰り際、
またお邪魔させていただきます、と伝えると、

「うん、あ、無理せんでええよ、全然、
 これたらでええよ。これたらで。
 あ、これ、べつに来てほしくないから、とかちゃうよ、笑」

最初から最後まで終始笑顔で対応していただいた印象しかない。

自家焙煎オーガニック珈琲を出すお店の店主は
とにかく明るく元気、自然体。

身体に良いものだけを扱っていると、

心までめちゃくちゃ健康になるのかな。

自家焙煎オーガニック珈琲M。

文責・写真:東京ラボセンター 高島(ダイイチデンシ株式会社)
2017年 4月掲載