アメリカ バージニア州発の人気のカフェ、
「グリーンベリーズコーヒー」。
ここ日本では、Greenberry’s COFFEE JAPANが、
1号店となる「宝塚劇場前店」のオープンを皮切りに、
関西圏(兵庫、大阪、奈良)で、これまでに7店舗を展開。
そして今年、2019年 2月、新たに出来たフードホール、
FOOD HALL BLAST ! TOKYO(東京 新宿)に、
ブランド初となるロースター併設型店舗、
「Greenberry’s COFFEE Roastery CO.」をオープンされた。
フードホールは、ショッピングモール等にあるフードコートを
よりカジュアルにオシャレに仕上げ、アルコール類なども充実させたもの。
高品質なグルメが楽しめ、今アメリカではトレンドらしい。
FOOD HALL BLAST ! 東京には、それぞれ6つの業態が入っており、
うち3業態が、アメリカ発の有名ブランドとなっている。
アメリカ・オハイオ発祥のカスタムピッツァ 「CUCINOVA」日本1号店(東京)
1m30cmの特注グリラーで豪快に焼き上げる新BBQ肉バル「BLAST BBQ」
ロゼワインをカジュアルに楽しむ「BAR LIT.」
国内最大級の樽!ワインやクラフトビール、シードルのパブ「DRAFT PUB Bevvy」
アメリカ・カリフォルニア発メキシカンタコス「CHRONIC TACOS」
そして、今回「ノボのある風景」でご紹介させていただく、
Greenberry’s COFFEE Roastery CO. BLAST!TOKYO店。
Greenberry’s COFFEEにとって
これまでの7店舗と大きく異なるのは、
やはり店内に焙煎機を設置されたことだ。
「今はコーヒー一杯に求められている価値が
以前よりも高くなったと思うんですよね」
とは、こちらの店舗マネージャーAさん。
「ここ10年で、挽きたて、淹れたての
コンビニコーヒーが一気に普及しましたよね、
風味がしっかりと出ていて、それが知れ渡り、
コーヒーの価値がグッと上がったんだと思います。
で、今はどうかというと、
もう挽きたて淹れたてだけじゃなくて、
より鮮度の良いものが求められる時代だと思っています。
ここではオープン当初、試飲を配っていたこともあるんですけど、
飲んでいただいた皆さんからは「やっぱり味も香りも全然違うね」って
言っていただけました。
これって
産地がどうとか、精製がどうとかっていうことよりも
私共は素直に一言「鮮度の違いです」って、
とてもシンプルな説明が出来るんですよね。」
確かにアメリカで焙煎されたものを輸入していたのでは、
店頭に並ぶ頃には風味のピークは過ぎた状態のものとなってしまう。
最近ではあのスターバックスも、焙煎機を併設した店舗、
「STARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYO」を
中目黒にオープンさせてとても話題になっていたが、
本国で焙煎された豆を使わない店舗を日本に出店するに至っては、
きっと難しい話も色々あったことだろう。
Greenberry’s COFFEE JAPANでは、
より新鮮でクオリティの高い一杯を出す為に、
弊社製焙煎機 NOVO MARKⅡを導入され、
店内で焙煎されることにされた。
「土日とかになると、小さなお子様連れのお客様も多くて、
小さな子たちがこの焙煎機の前で、
不思議そうにジィーっと見てるんです。
そういう場合には、極力話しかけるようにしてるんです。
生豆と焙煎豆を持っていって、
この緑色のが、今からこう茶色くなるんだよーって見せてあげると
親御さんからも「工場見学みたいでためになるねっ、ありがとう」って
自然と言っていただけたりするんです。」
「流石に農園での栽培の話までは出来てはいませんが、
普段よく目にする珈琲豆の色は焙煎することで出来た色なんだと
この焙煎機 NOVO MARKⅡがあることで、
知っていただく切っ掛け作りにもなっています。
そして、焙煎をしてからの鮮度が大切であることを
とてもスムーズにアナウンス出来る環境になっていますね。」
「実務的なことに関していえば、
操作が分かりやすくて助かっています。
不慣れなアルバイトさんが操作を間違えても
【ホッパーが開いています】など、
症状がポップアップで表示されるのでわかりやすいですね。
現場で自己解決出来ているので助かっています。
あと、これは直接焙煎機の性能の話では無いのですが、
このNOVO MARKⅡは、
求人にも一役買っているんじゃないかと思っています。
「近頃の20代、30代の人達って
仕事に求めるものの一番が、「お金」ではなくて、
「オシャレ感」や「やりがい」を求めてくるんですよね。
バリスタというオシャレに見える技術職も、
今はとても人気の職業だと思います。」
「またそこで、キャリアアップ、スキルアップといった
更なる高みを目指す人達がとても多い。
生豆の段階から焙煎をしているこのお店は、
そういった高度な技能を求める人達から見ても
やっぱりただのコーヒーショップとは
違って見えているんです。」
「生豆を焙煎する段階からコーヒーに携わることが出来る、
この実感は、更なる高みを目指す人達にとっての
モチベーションにも繋がることだと感じています。」
確かに、どこかで焙煎された豆が店に届いて、それを開封して、
「これが当店のコーヒーです」といって出す作業は
今の時代、やりがいを求めて働く人達にとっては
物足りなさを感じる人もいることだろう。
一方で、店内で生豆を焙煎するところから作業しているお店なら、
より新鮮でクオリティの高い一杯を提供していることを
そこで働く人達は、日々ハッキリと感じとることができる。
この環境なら、高みを目指すスタッフさん達も
きっとやりがいを感じることだろう。
これは出店される度に
多くのスタッフさん達を見てこられたからこそ
気付かれたこと。
やりがいを感じ、
イキイキとしているスタッフが多いお店は
自然と流行る。
そしてそのイキイキする要因の一つに、
NOVO MARKⅡの名を挙げていただいたことに
とても大きな喜びを感じる。
普段、弊社製の焙煎機をご紹介する際には
・誰でもボタンひとつで、職人技の焙煎ができる
・華やかな焙煎パフォーマンスで魅せるショップロースター
・煙と音が少なく市街地や店頭でも使用でき、火事の心配が無い
主にこの3つを並べてご案内をしていたが、
これからは、この一文を付け加えても、いいのかもしれない。
・そこで働く人々をイキイキとさせる焙煎機
Greenberry’s COFFEE BLAST!TOKYO店
写真・文責:東京ラボセンター 高島(ダイイチデンシ株式会社)
2019年4月掲載