「一昨年程前に、何かの展示会で偶然このNOVO MARKⅡを見かけましてね、自社で店舗を持つ事になった時には、この焙煎機を使いたいねと、社内で話していました。

それから、具体的に店舗を出そうとなった時に、代表と渋谷のラボセンターまで焙煎機の見学に行ったんです。その時は焙煎機の金額も知らなかったのですが、実はもうこれと決めていました」

そう話してくださったのは、コロンビアから食料品や日用品などの輸入・卸をされているコルフレッシュ・ジャパン株式会社の林さん。

焙煎機のご見学にお越しいただいた際、「今考えている場所が、かなりの狭小店舗でして、万が一NOVOが入らないとなると困るので、一度下見にきてくれますか?」と仰られた。

後日、一度下見にお邪魔させていただいた際、
それは 確かに小さかった。

変形地の、狭小物件。

Googleのストリートビューで確認すると、
まだ建築前の姿が確認できた。

この赤く塗った部分がそう。
広さはわずか3坪らしい。

「ここ、探していた条件にピッタリなんです。今回計画しているのは、ゲイシャコーヒーとコーヒーチェリーエキスの認知度を上げる為のアンテナショップ的な役割なんです。広さに関しては、確かに狭いのは狭いですが、これで全く問題は無いです。ただ、焙煎機以外にも他に設置するものを考えると、搬入する順序を間違えると、全てを入れる事が難しくなりそうな、そんなパズルのようなお店なんです」

下見をさせて頂いた結果、入口幅、高さ、段差とも問題は無く、話を進めていただいた。

焙煎機をご検討中の方からのお問合せで、
「10坪以下でも設置可能ですか?」と聞かれることがちょくちょくある。

今後そんな時には、
「3坪あれば大丈夫です」と、はっきり言わせていただこう。

場所は、東五反田、都道317号線、環状6号線沿い、
五反田―品川の間で、交通量は多く、
317号線から店舗名が見えるよう、
側面にネームが入れられている。


見通しが良い場所の変形地を、
安くで手に入れ成功を収めているアパホテルの特集を先日TVで見ていたが、
これはまさにその理論なのかもしれない。

正面に回ると、
入口にはコロンビアの三色旗をあしらった目を引くテントと、
焙煎機の大きさに空けられた窓からは、
しっかりとNOVO MARKⅡが見えている。

店名は、Kaori COLOMBIAN COFFEE
Kaoriのoは珈琲豆になっていて、中には「香」が書いてある。

中に入るとカウンターがあり、
奥には焙煎機等がピッタリと嵌め込まれている。

外から焙煎機が見えるように配置された窓からは、
太陽の光が注ぎ込み、これまたなんとも良い感じに。

こちらのお店、Kaoriのコーヒーは、
コロンビアの契約農園で育てられたものだけを使用されている。

それも現在は「ゲイシャ種限定」にして、提供をされている。

コロンビア ラ・セダリア農園 ゲイシャ

驚くはその値段。

なんと1杯 400円(税別)。
ゲイシャを少量混ぜたゲイシャブレンドではなく、
100%ゲイシャ、それも焙煎したてで。

破格の安さである。

店内に席は無いが、お店に来たお客様は、テイクアウトのカップを手に持ちながら、
飲み切るまでずっとスタッフの方と楽しそうに過ごしておられた。

あとで聞くと、そういうお客様は多いらしい。

店内撮影がまだ十分に出来ていなかったので、
飲み終えられるまでの間、外で過ごす。

すると、焙煎がはじまった。
どうやら味を気に入られ、豆のオーダーもされたようだ。


外からでも本当によく見える。

こちらではカップの他に、オーダー焙煎で豆販売もされていて、
100gで1620円。 ゲイシャとしてはこれもまたかなりお安い。

色んな人の手を渡り歩いてきた豆とは違い
農場直だから出来る、この価格設定。
100%リーズナブル。

Kaori COLOMBIAN COFFEEがこちらに出店をされた目的は、
まずは「コロンビア産ゲイシャ」の名前、風味を、
より多くの方に知っていただくこと、
そしてもう一つ、「コーヒーチェリーエキス」を広めること。

【コーヒーチェリーエキス】
普段目にするコーヒー豆、それは基本的には、
さくらんぼのように育った実から、
皮や果実部を剥ぎ取り、種子だけを取り残したもの。

こちらでは、独自に開発された製法で、その剥ぎ取った皮と実の部分から、栄養価の高い発酵濃縮エキスを作り出された。コロンビアでは、健康維持や美容のための新たなスーパーフードとして注目を集めているそう。

「コーヒーチェリーエキス」とgoogle検索してみると「アサイーの15倍の抗酸化力」と書かれた記事もあった。

それを個包装にした商品も販売されているが、
こちらではそれをソフトクリームに練り込んだものも
販売されている。

そういった商品を販売されているのは、国内ではこちらだけ。

深みのある甘味とコク、それに加え、アンチエイジングの効果。
これは何個でもいけるパターン。

「コロンビア ゲイシャも、コーヒーチェリーエキスも、今はまだ日本ではそれほど知られていませんので、これからです。Kaoriの名が広まるまでは、このNOVO MARKⅡにもしっかり目立ってもらって、多くの方に伝えていきたいですね」と林さん。

事実、こちらのお店でゲイシャを知った人も多いらしい。
また、元々知ってた人からは、とても安いと喜ばれているそう。

それらは、目的と手段を明確にされ、確実に行っておられる証。

コロンビアのゲイシャとコーヒーチェリーエキスは
ここ五反田からきっと広がるに違いない。

焙煎したての香りと共に。

Kaori COLOMBIAN COFFEE

文責・写真:東京ラボセンター 高島(ダイイチデンシ株式会社)
2018年9月掲載