こちらは岐阜県羽島郡、名鉄線 笠松駅。

名鉄笠松駅

到着時、
駅前のタクシー乗り場には客待ちのタクシーは一台も無く、

名鉄線を利用すれば名古屋まで最速24分の地から

歩くことおよそ40分。
長いみちのり

辿り着いた先は、

岐阜の珈琲通でこちらのお店を知らない人はいないと噂の

匠珈琲 恵時尊 けいらく
広い駐車場完備の喫茶店

広い駐車場の奥に一軒建ての大きなお店

恵時尊けいらく 外観

アプローチ部には店名に込められた意味が記された
これまた大きな石碑が掲げられている。
石碑

一歩踏み入れてみると

弊社の自動焙煎機 NOVO MARKⅡが入口近くに。
焙煎機NOVO MARKⅡ

そしてその向かいには置物として他社製の焙煎機。
他社の焙煎機と向かい合わせに

さらに店内奥へ進むと
カウンター奥には陶器のカップがズラリ。

カップがズラリ

和モダンに仕上げられた広い店内。

恵時尊けいらく店内写真

「喫茶店」というよりも

ファミレスくらいの規模。
居酒屋といってもいいくらいの広さ

ワンフロアで140席もあり、
平日昼前の時間帯で、ざっと7割くらい席が埋まっている。

オーナーに聞くと本日は既に200人近くご来店だとか。
土日だと朝だけで300人を越すらしい。

実は 匠珈琲 恵時尊のオーナーは、
EDISONという名の車屋さん。
車屋EDISON

一度喫茶店をやってみたかったと、2年前にはじめられた。

店名は、漢字で 匠珈琲 恵時尊(えじそん)。

匠珈琲 恵時尊 けいらく は、その2号店。

ありがたい事に両店ともに
弊社の焙煎機 NOVOMARKⅡを導入頂いている。

こちらは1号店にあるNOVO MARKⅡ

喫茶店をはじめられた頃は焙煎豆を仕入れて提供されていたが、
求めている味ではなく、あまり満足されていなかったそう。

もっと良い豆を使いたい、
ただ普通の焙煎機では焼きムラも出る、等の理由から、
開店から2ヶ月後に弊社の焙煎機を導入され、
本格的に自家焙煎をされる事に。

すると一気に繁盛しはじめ、オープンから1年半後には
こちらの大きな2号店を出され、こちらも大当たり。

そして、この秋には三号店のオープンが控えている。
満席に近い状況

匠珈琲 恵時尊で提供されている珈琲はとても熱い。
ここ最近飲んだ珈琲でここまで熱いのは、
ちょっと無かった気がする。

ここにはオーナーのある狙いがあり、
詳しくお教え頂いたのだが、
書くと長くなるので割愛させていただく。

けいらくのブレンドコーヒー

フレンチトーストもいただいた
フレンチトーストもいただいた

ここに来て頂いた時には時間を忘れて楽しんでいって欲しい、
という思いを込めて、店内の時計は全て止まっている。
止まっている時計
撮影したのは確か11時くらい。
本当の時間がわかるものと撮っとくべきだったと、少し反省。

インカムを付けたスタッフさん達がテキパキと動いておられ、
徹底した社員教育がされてそう。

土日は鯛焼きの屋台を出されたり、
コーヒーチケットの表紙を集めると
オリジナルカップをプレゼントされたり、
「楽しく過ごせる場所」としての店づくりにも余念がない。

お越し頂いたお客様にご満足を頂くべく、
細部にまで気を付けておられるのが良くわかる。
カップがもらえるキャンペーン

こちらのお店用に、瀬戸で特別に焼いてもらっているらしい。

それが珈琲を沢山飲んだらプレゼントとなると、
欲しいと思う人は多そう。

こちらが実際にもらえるカップ

「どうすればお客様が喜んでくださるか、
 ちゃんとしっかり考えてやらないと。
 パンを焼くにも、コーヒーを淹れるにも、
 美味しいものの為にとにかくしっかりと考え、
 ケチらず投資して、
 他には無いお店を作ることにこだわった」と、オーナー。

良かったら1号店(本店)も覗いて行ってと、
車屋EDISONのスタッフの方に一号店までお送りいただく。
恵時尊 一号店

こちらも同じく和風のおしゃれな外観で、
カウンター奥にはカップがズラリ。
オリジナルの刻印がカッコいい焙煎機

こちらの1号店は、
オーナーの息子さんが店長をされておられる。

こちらでもお話しをお聞きしたかったが、
お忙しくされていたのでお写真だけ取らせて頂く。
光サイフォンのまぶしさはお洒落

帰りもまた、駅まで歩いて40分、
駅が近くなくてもお客様がわざわざ足を運んでくれるお店が
しっかりと作られている。

オーナーが最後に言っていたセリフがとても気になる。

「個人店だからと言って小さい店を出す人が
 近頃特に多いようだが、そんなんじゃ大手にやられる。
 大手を凌ぐ大きさの店舗にしないと。」

三号店いったいはどんなお店になるのだろう。
今から楽しみだ。

匠珈琲 恵時尊 けいらく

文責・写真:東京ラボセンター 高島(ダイイチデンシ株式会社)
2017年5月掲載