信州 長野にあるホテルから焙煎機のお問合せをいただき、訪問。

正直なところ「ホテルで飲む珈琲」については
あまり良い印象がない。

経験上、1杯 1,000 円~1,500 円も払って出てくるのは
香りの無い黒くて苦い汁。

なぜこれがそんな値段なのか。

ボーリング場の缶ジュースが 200 円だったり、
山の休憩所のカップラーメンが 500 円とか、
納得がいかない三大値付けのうちの一つ。

場所代、雰囲気代ってそんなにするのか?
ホテルのコーヒーを飲む度にはいつも
モヤモヤした気持ちを感じさせられていた。

ただこちらでは
値段に見合わない珈琲を出すつもりなどは 1mm も無く、
自家焙煎をされ、新鮮で香り豊かな珈琲を提供されている
ホテルだった。

THE SAIHOKUKAN HOTEL
THE SAIHOKUKAN HOTEL

しかも

めちゃくちゃ安い。

犀北館のコーヒー

「ホテルのコーヒー」に対する印象が見事に崩れ去った。

入ってすぐ左手に、その場所は設けられていた。

澄んだ空気と清らかな水の流れる街、信州 長野らしく、
水の中を思わせるような神秘的なディスプレイに

神秘的なディスプレイ

珈琲豆や抽出器具などが綺麗に並べられている。

ディスプレイされた珈琲豆

このところ、ナチュラル系の珈琲店を見慣れていたせいか、
とても新鮮で、清潔感も感じる。

Delica鐵扇 信州犀北館ホテル店カウンター

昨年 10 月に1台目、
そしてつい先日に2台目の導入をいただいた。

1台は厨房奥に、

そしてもう1台は売り場の横に作られた茶室に。

シルバーに塗装された焙煎機NOVO MARKⅡ

小上がりに敷かれた畳と
市松模様のスリガラスでモダンな雰囲気の茶室に
設置されたシルバーの NOVO MARKⅡ。

ガラスの向こうに見える木々からは四季を感じれて

チャフボトル画像

とてもお洒落な空間。

ロースティンググラス画像

こちらでは、
弊社の焙煎機 NOVO MARKⅡをご導入頂く以前から
自家焙煎をされておられたが、
使っておられた焙煎機の焼きムラが酷く、
日々のメンテナンスにも悩まされていたところで、
この NOVO MARKⅡに出会い、 御買い換えされた。

Delica鐵扇 信州犀北館ホテル店 店内

導入させていただいた際には必ず
NOVO MARKⅡの使用方法をスタッフの皆様へ
レクチャーさせていただく。

まずスタッフの皆様が驚かれたのは
その「見た目」と焙煎時の「音」。

焙煎機のレクチャー時の風景

「以前のに比べてすっごいスマート!静か!
 隣の宴会場で宴会がある時間帯には
 焙煎作業が出来なかったんです、
 前のは飛行機のエンジン音みたいでしたから。笑」 と。

焙煎をされていたからこそ分かる、
従来機と NOVO MARKⅡとの違い。

ホテルの従業員の方と焙煎機の話が出来るなんて
思ってもみなかった。

どこかで自家焙煎された珈琲を仕入れているホテルはあっても
ホテルで自家焙煎をされているのは非常に珍しい。

恐らく日本国内で自家焙煎をしているホテルは、
こちらのホテルだけなのではないだろうか。

「自家焙煎 ホテル」等でググってみても、
1件もヒットしなかった。

創業から 127 年 伝統と格式を重んじながらも、
時代の変化に合わせて新風を取り入れ、
進化し続ける犀北館。

大量消費を目的とする大量焙煎では引き出すことのできない
珈琲豆本来の個性豊かな香りとコク、

自家焙煎により、
それぞれ豆の個性・特長を生かした焙煎を可能とする。

ホテルで出す珈琲を自家焙煎に切り替え、
それぞれ豆の個性を生かした焙煎度合で焙煎し、
香り豊かで新鮮な状態の珈琲をご提供されているその姿勢は

「第二の我が家として、
 一人ひとりのお客様のご希望をかなえるホテルでありたい」

という思いの表れ。

この1杯の珈琲には「おもてなし」の心が込められている。

犀北館 おもてなしの一杯

THE SAIHOKUKAN HOTEL
THE SAIHOKUKAN HOTELグループ企業
Delica鐵扇 信州犀北館ホテル店

写真・文責:東京ラボセンター 高島 (ダイイチデンシ株式会社)
2017 年 3 月掲載